2024/07/23 01:13

大変光栄なお話を頂き、マキノゴルフ様「The 20 Series」のパターカバーを製作する機会を頂きました。素敵な製品を生み出し、コラボレーションを仕掛け、国内外へ情報を発信し続けるマキノゴルフ様の姿は、当店が目指すべき一つのモデルです。そんな尊敬するブランドからお話を頂いたことは、本当に嬉しいことでした。このパターカバーは、キルティングと裏地のボアがふわふわで柔らかい質感を持ちながら、オリーブカラー(カーキ)に白の刺繍が入ることで、ミリタリーで無骨な雰囲気も漂っています。何より、このヘッドの雰囲気にぴったり合っています!



ゴルフ界と"アート"
以前、東京・The Divot Storeを訪れた際に、ある新興海外ブランドのことを「ファッションよりもアートに近い」と紹介されたことがあります。近年のゴルフ業界は、ファッションだけでなくアートの世界とも結びつきを強めていることを実感しました。そしてマキノゴルフ様の製品も、単なるゴルフクラブの枠を超えた芸術的な雰囲気を纏っています。実際、雑誌EVENの最新号でも「唯一無二の芸術品の域」と紹介されています。


機能性も兼ね備えた芸術品
しかし、一人の「マキノゴルフファン」としては、芸術性だけでなく、高い機能性にも注目してほしい!と思います。特に、パターの機能を決定づける要素であるネック形状は、本当に多種多様です。私の知人の中には、特定のネック形状にこだわる人もおり、時代のトレンドによっては、好みのパターを手に入れることが難しいこともあるようです。マキノゴルフ様の豊富なラインナップは、そんなこだわりのゴルファーのニーズにも応えています。多彩な形状をどのように製造しているのか、素人の私には見当もつきませんが、確実に言えるのは、5軸加工機だけでは成し得ない熟練の職人技が込められていることです。これは、日本のゴルフクラブの産地である兵庫県市川町に拠点を構えるマキノゴルフ様だからこそ実現できることだと想像しています。

この経験から当店が得たもの
今回ヘッドカバーを製作させていただいた経験は、当店にとって大きな財産となりました。まとまった数量のカスタムオーダーに対して歩留まりを最大化する手法を確立できましたし、微細な刺繍表現は新たなチャレンジでした。(刺繍は解像度が低いので、プリント等に比べて微細表現が苦手)また、ブレード用パターカバーの型・クッショニング・磁石のパワーも最適化し、柔らかい生地でもしっかりとヘッドを保護できるように工夫しました。今回得た知見は、今後のモノづくりにも活かしていきます。

(提供: Makino Golf Japan)

最後になりますが、パターカバーを採用していただいたことはもちろん、ブログやSNSでの紹介を承諾いただけたマキノゴルフ様に、重ねて感謝申し上げます。また、このブログを見つけて頂いた皆さまも、是非マキノゴルフ様のコレクションをチェックしてみてください!